大学に推薦で行きたい!いつから対策すべき?中学生・高1のうちに知っておきたいこと

大学に推薦で行きたい!いつから対策すべき?中学生・高1のうちに知っておきたいこと

大学に推薦で行きたい!いつから対策すべき?中学生・高1のうちに知っておきたいこと
目次

はじめに

「大学推薦の対策って、結局いつから始めればいいの?」

中学生や高校1年生のお子さんを持つ保護者の方、あるいは「まだ受験は先」と思っている生徒さん自身から、こうした疑問をよく聞きます。

先に結論からお伝えします。

今すぐ「活動」を始める必要はありません。でも、大学推薦(総合型選抜・学校推薦型選抜)の仕組みや評価基準がどう変わってきたかを「知っておく」のは、中学生・高1の今しかないタイミングです。知っているかどうかだけで、高2になったときの動き出しの速さがまったく変わってきます。

この記事では、まだ本気で受験を意識していない中学生・高1のうちに、何を知り、何を意識しておけばいいのかを解説します。

結論:今すぐ「活動」を始める必要はない。でも「知っておく」のは今

中学生や高1のうちから、無理に「活動実績」を作ろうと焦る必要はありません。まだ興味関心も定まっていない時期に、無理やり探究テーマやボランティア活動を探しても、長続きしなかったり、本音では興味がないことに時間を使ってしまったりするだけだからです。

一方で、「大学推薦の評価基準がどう変わってきたか」「高3になってから何が起きるか」を知らないまま過ごしてしまうと、いざ高2になったときに出遅れてしまいます。だからこそ、この時期にやるべきことは「活動」ではなく「知っておくこと」と「土台づくり」です。

家族で進路について話し合う様子

大学推薦の評価基準は、この数年で大きく変わっている

数年前まで大学推薦で評価されていたのは、部活動や留学などの「活動実績」そのものでした。その後、評価の軸は「探究活動・研究テーマ」へ移り、現在ではさらに進んで「どんな志を持ち、その志をどう行動に変えているか」という、今この瞬間も続いている姿勢そのものが見られるようになっています。

つまり、大学推薦は「高3の秋に志望理由書を書けば何とかなるもの」ではなくなりました。評価基準の変遷や、今の入試で何が問われているのかをより詳しく知りたい方は、高2生向けにまとめた「総合型選抜、高2の夏休みに何をすべき?」の記事で詳しく解説しています。

ここで中学生・高1のうちに知っておいてほしいのは、「評価基準は今後も変わり続ける」ということと、「時間をかけて積み上げたものが評価される時代になった」ということの2点です。この2点さえ頭に入っていれば、十分です。

中学生・高1の今、唯一自分でコントロールできるのは「評定平均」

「活動」はまだ焦らなくていいとお伝えしましたが、唯一、今すぐ・確実に・自分の努力だけでコントロールできるものがあります。それが評定平均です。

なぜ評定平均は今から意識すべきなのか

評定平均は、中学・高1・高2の定期テストや授業態度の積み重ねによって決まっていきます。探究活動やコンセプト設計は、興味関心が定まってから少しずつ取り組めば間に合いますが、評定平均だけは「後からまとめて取り返す」ということができません。

高3になってからでは取り返せない理由

大学推薦の出願時に提出する評定平均は、多くの場合、中学の内申点や高校1〜3年生(あるいは1〜2年生)の成績が対象になります。高3になって「推薦を目指そう」と決めても、すでに確定している中学・高1の成績を書き換えることはできません。「もっと早くから頑張っておけばよかった」という後悔の多くは、実はこの評定平均に関するものです。

評定平均を上げるために、今日からできること

特別なことをする必要はありません。

  • 定期テストを「一夜漬け」で終わらせず、授業の理解を積み重ねる
  • 提出物や授業態度など、テスト以外の評価ポイントも大事にする
  • 苦手科目を後回しにせず、早めに小さくつぶしておく

これだけで十分です。「大学受験はまだ先」という感覚を一度置いて、「今の定期テストの結果が、そのまま推薦入試の土台になる」と捉え直すだけで、行動が変わってきます。

「活動実績」より先に、中学生・高1のうちにできる小さな習慣

評定平均以外にも、今のうちからできることはあります。ただしこれは「活動実績を作る」ためのものではなく、将来、志望理由書につながる「種」を蒔いておくためのものです。

気になったことをメモする高校生

気になったことをメモしておく

ニュースを見てモヤモヤしたこと、授業で「なぜだろう」と思ったこと、友人との会話で引っかかったこと。どんな些細なことでも構わないので、気になったことをメモしておく習慣をつけましょう。高2・高3になって探究テーマや志望理由を考えるとき、このメモの積み重ねが大きな財産になります。

学校の探究学習・総合的な学習の時間を本気でやる

中学・高校の「総合的な学習(探究)の時間」を、単なる作業としてこなしていませんか?

この時間は、実は大学推薦につながる探究活動の練習として最適な機会です。テーマ選びや発表の経験は、そのまま高2以降の探究活動の土台になります。

家族や先生と、将来の話を軽くしてみる

「将来何になりたいか」を今すぐ決める必要はありません。ただ、家族や先生と将来の話を軽くしてみることで、自分でも気づいていなかった興味の方向性が見えてくることがあります。

気になるニュースや本に触れておく

社会で今何が起きているのか、自分の興味のある分野で何が話題になっているのか。ニュースやニュースアプリ、興味のある分野の本に触れておくだけでも、後の探究テーマ探しがぐっと楽になります。

保護者の方へ:今できるサポート

中学生・高1のうちは、本人以上に保護者の関わり方が結果を左右する時期でもあります。大げさなサポートは必要ありませんが、次の3つを意識するだけで、お子さんの土台づくりを後押しできます。

  • 「まだ早い」で終わらせず、評価基準の変化を一緒に知っておく:
    昔の推薦入試のイメージのまま「部活を頑張っていれば大丈夫」と思い込んでしまうと、動き出しが遅れる原因になります。
  • 成績について「結果」だけでなく「取り組み方」を見る:
    テストの点数だけを見るのではなく、日々の勉強への向き合い方を見てあげることが、評定平均の土台につながります。
  • 「将来何になりたいの?」と問い詰めない:
    まだ答えが出なくて当然の時期です。むしろ日々の会話の中で、お子さんが何に興味を持ち、何にモヤモヤしているかを一緒に拾ってあげる方が、後々役に立ちます。

焦って何かをさせるより、「知っておく」「見守る」というスタンスが、この時期の保護者にとって一番の対策です。

「何から始めればいいかわからない」というあなたへ

大学推薦のために、中学生のうちにできることはありますか?

まずは評定平均につながる日々の勉強と、気になったことをメモする習慣で十分です。無理に「活動」を作る必要はありません。

評定平均は、いつから上げることを意識すればいいですか?

早ければ早いほど有利です。評定平均は中学・高1・高2の成績の積み重ねで決まるため、「高3になってから頑張る」では間に合いません。中学生・高1の今の定期テストが、そのまま推薦入試の土台になると考えてください。

探究活動のテーマが決まりません。どうすればいいですか?

中学生・高1の段階でテーマが決まっていなくても、まったく問題ありません。テーマは、興味関心を深めていく中で自然と見えてくるものです。焦って無理に決めるより、「気になったことをメモする」習慣を続ける方が、結果的に良いテーマにたどり着きやすくなります。

高1のうちに、受験に向けて準備しておくべきことはありますか?

特別な準備は不要ですが、評定平均を意識した学習習慣と、探究学習・総合的な学習の時間への取り組み方を見直しておくことをおすすめします。高2になってから慌てて動き出すよりも、高1のうちに土台を整えておく方が、後の伸びしろが大きくなります。

まだ志望校も決まっていないのに、今から動き出す意味はありますか?

あります。志望校が決まっていなくても、評定平均を意識することや、日々の興味を記録しておくことは、どの志望校を選んでも無駄になりません。むしろ志望校選びの材料そのものが、こうした日々の記録から見えてくることも多いのです。

高2になったら、次にすべきこと

中学生・高1のうちは「知っておくこと」と「評定平均」「日々の小さな習慣」で十分です。ただし、高2になったら話は変わります。高2は、大学推薦において「志望理由書に書く価値のある経験」を作れる最後のタイミングだからです。

高2になったタイミングで、具体的に何から始めればいいのか、どんなステップで動けばいいのかは、「総合型選抜、高2の夏休みに何をすべき?」の記事で詳しく解説しています。今はこの記事をブックマークしておいて、高2になったタイミングで読み返してみてください。

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まとめ

  • 中学生・高1のうちから、無理に「活動実績」を作ろうと焦る必要はない
  • ただし、大学推薦の評価基準が変わり続けていることは知っておく
  • 今すぐ自分の努力だけでコントロールできるのは「評定平均」。中学・高1の成績は後から取り返せない
  • 気になったことをメモする、探究学習を本気でやる、将来の話を軽くしてみるなど、小さな習慣が後の土台になる
  • 本格的に「活動」を通じて志望理由書につながる経験を作るのは、高2からで十分間に合う

中学生・高1の今は、まだ何者にもなっていなくて大丈夫です。今やるべきことは、焦って活動を探すことではなく、知っておくことと、日々の土台を整えることです。

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